- テレワークに適した部屋が自宅にない。
- リビングやダイニングテーブルなどで仕事をしていると、作業に集中しづらい。リモート会議などもやりにくい。
- 狭い家でも快適に仕事ができるスペースづくりのコツを教えて!
これからの時代を生き抜くためには、自宅にしっかりとした仕事専用のスペースを持つことは必須です。
しかし、自宅に書斎を持っている人などごくわずか。ほとんどの人が、リビングの片隅や寝室などで肩身の狭い思いをしながら、なんとか作業をしているのではないでしょうか。
そんな環境では満足いく仕事などできるわけもありません。家族も仕事をしている人が近くにいると気を使ってしまいます。
というわけで、今回は自宅にテレワーク・在宅ワークのための「ミニ書斎」を作るコツを紹介します。
この記事を読めば、どんな家でも快適に仕事ができるスペースが必ず作れるはず。ぜひ実践してみてください。
テレワーク用の部屋がない・・・自宅に「ミニ書斎」を作る3つのコツ
テレワーク用の部屋が用意できないからといって、とりあえずといった感じで強引にデスクスペースを作ろうとしても上手くいきません。
そこでまずは、狭くても快適な書斎(デスクスペース)を作るためのコツを3つ紹介します。
必ず専用スペースを確保する
仕事をするときリビングやダイニングテーブルにパソコンを持ってきてデスク代わりに使っている人も多いかと思いますが、あまりおすすめしません。
同じ場所で食事も団欒も仕事も、となると気持ちがうまく切り替えられないからです。
狭くても仕事をするためだけのスペースを用意すれば、自然とそこに来るだけで気持ちが切り替わり、スムーズに集中モードに入ることができます。
スタンディングで作業をするなら、半畳もあれば充分。必ず仕事には専用スペースを用意しましょう。
視線をコントロールする
視界の中に余計な情報が入り込むと、すぐに集中が途切れてしまいます。
リモート会議も想定した間取りだと、壁が背後になるようにデスクを置き、部屋を見渡すようなレイアウトになってしまいがちなので、特に注意が必要です。
作業中はなるべくモニターや資料だけに意識が向くよう、パーテーションなどをうまく使って視線をコントロールしましょう。
防音・遮音を徹底する
テレワーク最大の敵、それは「生活音」です。
リモート会議中に子供の声などがマイクに入ってしまい、恥ずかしい思いをした人も多いはずです。
そうでなくても生活音というのは作業の邪魔になりやすいもの。しっかりとカットするようにしましょう。
主な対策としては、
- 生活動線上に作業スペースをレイアウトしない
- パーテーションを置く
- 防音シート・吸音材等を使う
- 指向性の高いマイクや専用アプリを使う
- ノイズキャンセリングイヤホン(ヘッドホン)を装着する
こんなところでしょうか。
なるべく家族に無理な我慢をさせずに、双方快適に過ごせるような工夫をしたいものですね。
おすすめのテレワーク便利グッズ8選
書斎作りのコツは理解したけれど、具体的にどんなものを用意すればいいの?
そんな方のために、ミニ書斎におすすめの便利グッズを厳選して8つ紹介します。
Rail Desk
壁に取り付けることができる省スペース&ミニマルなデスク。
設置する高さによってスタンディングデスクとして使うことも可能です。
KOMORU
デスクと間仕切りがセットになった、コンパクトな半個室ブース。
側面の有孔パネルはフック収納としても活用できます。
吸音パーテーション
目隠しと遮音(防音)を兼ねることができる吸音材を使用したパーテーション。
高さや幅、カラバリなどがいろいろと選べるのもポイントです。
デスクパーテーション
こちらはデスクの上に置くタイプの三面パーテーション。
使わない時は折りたたんでおけるので、邪魔にもなりませんね。
Krisp
ウェブ会議などの音声のノイズを自動でカットしてくれる超便利アプリ。
Mac/Windows両方にしっかりと対応しています。
AirPods Pro
装着した瞬間にびっくりするほど音がスゥっと消えるノイズキャンセリング機能付きのワイヤレスイヤホン。
マイクも付いているので、そのままリモート会議にも使えます。
COZY ROOM
どこでも設置するだけで、簡単に「個室」が作れちゃう注目アイテム。
デスクや本棚、照明などもしっかり完備。購入したその日から手軽に「書斎」が手に入っちゃいます。
おてがるーむ
防音製をより重視したい方は、こちらの組み立て式ブースもおすすめ。
非常にコンパクトで、女性でも簡単に組み立てることができます。
どこにミニ書斎を作る?
書斎を作る場所といえば、
- 寝室
- リビング
この2つが定番です。一戸建て・マンションにかかわらず、これらの部屋は必ずあるはずですからね。
選び方のポイントとしては、仕事をする時間に合わせて家族の生活空間と切り離すということ。
- 日中や食後などに仕事をする人 →寝室に作る
- 早朝や夜中に作業する人 →リビングに作る
こうやって使い分けることで、家族の邪魔にならず一人で集中して作業できる空間が作れます。
どちらのケースも、生活動線とかぶりにくい部屋の隅(コーナー)に作るのがコツです。
【知ってた?】テレワーク・リフォームに補助金(助成金)が出る?!
まずは、以下のニュース記事をご覧ください。
在宅勤務用リフォーム補助 最大100万円、国交省検討 :日本経済新聞
このニュースのポイントは以下。
- 在宅勤務向けリフォーム費用の3分の1を国が補助
- 上限は100万円
- 創設は2021年度を予定
対象となるリフォームは、
- 在宅勤務空間(書斎)の増築
- 部屋の防音対策
- 間仕切り(パーテーション)の設置
こんな感じ。
まだ検討段階のようですので、将来的には本格リフォームも見越しつつ、いまのところは↑で紹介したようなグッズでしのぐのがいいかもしれませんね。
まとめ
今回は「テレワーク用の部屋がない!」という方のために、自宅にミニ書斎を作るコツを3つ紹介しました。
仕事(テレワーク)のためのスペースがしっかり確保できていないと、作業効率がガタ落ちになってしまうだけでなく、ストレスやイライラから家族にあたってしまったり、窮屈な思いをさせてしまう・・・なんてことも。
今回紹介したコツの中で、できそうなものや気になったグッズなどがあれば、いますぐ第一歩を踏み出してみましょう!