- 自宅スペースに余裕はないけれど、どうしても「書斎」が欲しい!
- 半畳〜1畳くらいの狭さでも快適な書斎って作れるの?
- 具体的な作り方のコツや、参考になる成功例を教えて!
大人なら誰もが自分だけの書斎に憧れますよね。
でも、日本の住宅事情を考えると書斎のためにわざわざ部屋をひとつ作るなんて夢のまた夢。せっかくのマイホームなのに、自分だけのスペースがなくてガッカリ・・・といった方も多いのでは?
そんな、一度は「書斎」を諦めてしまった方も、この記事を読めば、いますぐ「自分だけの書斎」が手に入ります。
今回は、極小スペース(半畳〜1畳)でも快適な「ミニ書斎」が作れるコツを解説します。
小さな書斎の実例写真を参考にしながら、具体的なレイアウトのポイントやおすすめの便利グッズなども紹介していますので、ぜひ最後までご覧ください。
小さな書斎(半畳書斎・1畳書斎)の実例5選
具体的なテクニックの解説にいく前に、実際にミニ書斎を自宅に作った人の成功例を見てみましょう。
リビングに書斎コーナーを作った例
リビング横に小さな書斎コーナーを作った例。
部屋として区切られてなくても、こういった奥まった場所なら集中して作業ができそうですね。
寝室に書斎コーナーを作った例
間仕切り収納とデスクがセットになった家具を寝室に置いた例。
こういった既製品を活用するのも、リフォームより手軽でいいですね。
押入れ・クローゼットの一部を書斎にした例
既存の収納スペースを書斎に転用すれば、一人暮らしの狭い部屋などでも簡単に作業スペースが作れます。
押し入れやクローゼットを丸ごと書斎に改造してしまうのもいいですが、写真のように一部だけデスクにするのも無駄がないですね。
和室に書斎コーナーを作った例
和室と開口部でつながっているミニ書斎。
足元が掘りごたつになっているのが和室らしくていいですね。
階段下に書斎コーナーを作った例
デッドスペースになりやすい階段下を書斎として有効活用した例。
低い天井が逆にメリットになって、落ち着いて集中するのに最適な環境といえますね。
半畳書斎・1畳書斎を作る3つのコツ
ミニ書斎の成功例はわかったけれど、具体的にどういったところを参考にすればいいの?
そんな方のために、半畳書斎・1畳書斎を作る際のポイントをまとめてみました。
目的を一つに絞る
ひとつの場所であれもこれもとやろうとすると、必要な家具や道具などが増えてしまいます。
場所ごとにやることは一つに絞る。こちらのほうが省スペースですし、作業中も集中力が途切れにくいですよ。
アイテムを最小限に減らす
書斎に最低限必要な家具は、
- 机
- 椅子
- 本棚
これだけです。
スタンディングデスクにすれば椅子も不要になりますし、本は電子書籍のみと割り切ってしまえば、デスク天板ひとつ用意するだけで立派な書斎ができあがります。
作業空間は余計なものが少なければ少ないほど快適に過ごせますし、物事に集中しやすいもの。持ち込むものもできる限り最小限にして、スマートなスペースづくりを目指してください。
複数のミニ書斎を作るのもアリ
自分ひとりの時間をしっかり持つことで、家族団欒の時間の大切さも再認識できるというものです。
理想としては、家族それぞれが自分だけの「ミニ書斎」を持つという状態。
半畳くらいのスペースなら家のあちこちに作ることができるので、「読書」「仕事」「趣味」など細かな目的別に複数のミニ書斎を作ってもいいですね。
半畳書斎・1畳書斎のレイアウト見本(図で解説)
押さえておくべきポイントがわかったところで、お次は具体的なレイアウト例を紹介します。
※図面はIKEAプランニングツールで作成しました。
半畳書斎の例1(デスク+椅子)
最もシンプルなのがこの形ですね。
収納を置く余裕はないので、正面の壁の上部をうまく活かしてボックス収納を取り付けるのがおすすめです。
半畳書斎の例2(スタンディングデスクのみ)
スタンディングスタイルにすれば椅子が不要になるので、そのぶんデスク天板を広くできます。
こちらは足元にも収納を置く余裕がありますね。
1畳書斎の例1(長辺を活用する場合)
そこそこの大きさのデスクでも、1畳あれば椅子を置くスペースもなんとか確保できます。
収納はデスクの横に並べるのでもいいですが、一覧性や動線から考えると上記のレイアウトの方が使いやすそうです。
1畳書斎の例2(短辺を活用する場合)
半畳書斎と同じレイアウトにした場合でも、1畳あればデスクの向こう側に収納を置くこともできます。
デスクと収納の奥行きが広すぎると手が届かなくなってしまうので、上手く自分の体格に合わせましょう。
おまけ:1.5畳書斎(1畳半書斎)の例
1畳半あれば、さらに収納をたっぷり使うことができます。
収納部分はそのまま他のスペースとの区切り(パーテーション)として使ってもいいですね。
半畳書斎・1畳書斎におすすめのアイテム6選
上記のプランは、すべてIKEAの家具をサンプルにレイアウトを作成していますが、他メーカーでも省スペース対応の家具がいろいろ出ています。
ここでは、その中でもおすすめのアイテムをいくつかピックアップして紹介します。
METALSISTEM STEEL DESK
収納兼デスクとして、自由に高さ変更が可能なシステム家具。
カッパー塗装のメタルフレームとリノニウム天板の風合いの美しさは、大人の書斎にぴったりですね。
Wing Balans
背もたれや肘掛けのある椅子は、狭いスペースだと使いづらいですよね。
それでもしっかり整った姿勢で作業できる機能性チェアが欲しいという方は、バランスチェアがおすすめですよ。
taiisu(タチイス)
スタンディングデスクでの長時間作業は疲れる・・・という方にぴったりな立ち仕事専用の椅子。
シャンパンゴールドの美しいフォルムは、まるでアート作品のようですね。
昇降式スタンディングデスク
スタンディングデスクを試してみたい方は、万が一の場合を考えて昇降タイプのものを選ぶのがおすすめ。
こちらは折りたたみも可能なので、さらにスペースを上手に活用できますよ。
string 壁掛けデスク
脚がない壁掛け式のデスクは、狭いスペースでも窮屈に感じないメリットがあります。
こちらは壁に直接ビス留めするタイプなので、賃貸物件では使わないようにしましょう。
スリムラック(本棚)
幅20.5cm×奥行き17cmという非常にスリムな収納ラック。
棚板は3.2cm間隔で調節できるので、少しの空きスペースも無駄にしません。
個室型デスクもおすすめ。
部屋の中にもうひとつの「個室」を作ってしまう個室型デスクなら、間仕切りやレイアウトを気にすることなく、どこでも手軽に集中空間が作れてしまいます。
- 半畳:ライトルームプラス(Sサイズ)
- 1畳:おてがるーむ
- 1.5畳:COZY ROOM
こんな風に、置く場所の広さに合わせて最適なものを選ぶのがポイントです。
『COZY ROOM』は「デスク」「収納」「照明」がセットになっており、購入したその日から書斎に必要なものが揃ってしまうので特にオススメですね。
まとめ
今回は、半畳・1畳の極小スペースでも快適な書斎を作るためのコツについて解説しました。
どんなお家でも、このくらいの空間ならきっと用意できるはず。お部屋の片付けも兼ねて、いますぐ空きスペースを作ってみてはいかが?